予想通りの辛さはあったが、歩きたくなる誘惑に打ち勝って走り通せた。
タイムも予想通りの4時間28分。 自己ベストには比べるべくもないが、
歩かずに粘り切ることができたのは過去の遺産故か一夜漬けの賜物か。
陸連登録の恩恵で、スタートは「Aブロック」! しかも選手誘導が始まっ
てすぐに位置についたからほとんどスタートゲートの下だ。
前方では招待選手やエリートがアップしていたり、セレモニー関係者の
陣取るスタンドが目の前にある景色はなんとワクワクする。
周囲の囁き「猫ひろしだぜ」に横を見ると小さい彼が嬉しそうに並んでい
た。
いい天気になりそうだが開会式までは寒い! 早く号砲打てと足踏み。
飯田橋で弟がカメラ構えていると連絡してきたが、どうやら見当たらない。
この人の洪水には見る方も圧倒されるだろう。
20kmまでは抑えて抑えてと自分に言い聞かせての1時間50分。膝もそ
う悪くない感じだ。 だがここから先は抑えずとも脚が出なくなり急激にラ
ップは落ちてきた。 雷門が遠い! やっぱ今回は4時間切り無理だなと。
沿道の観客がプラカードをたくさん掲げている。応援の文句だ。
「辛いのは気の所為」なるほどそんなもんかな?いやそうじゃないだろと
笑いつつ怒りつつ、「ゴールはかならずやってくる」そうなんだよな、どんな
に遠くても進み続ければ着いちゃうんだよと言った誰かの言葉を思い出す。
もはやジョギング以下ウォーキング以上の歩みで築地、豊洲とゴールは
目前。 2007もそうだったが、やはりビッグサイトが見えると泣けてくる。
なぜだろう、感激というか安堵というか分からない嬉しさだ。
ゴール前200mで女房がこちらを見つけて記念撮影。 ゆっくりゴールま
でを楽しんでゲートへ。
巨大レースにも拘わらず運営のスムーズさとサービスぶり、沿道の途切
れない声援やボランティアの誠実さ、くわえて今回の晴天とコンディションの
良さは忘れられない大会となった。
公式・私設エイドで食べたもの バナナ、レーズン、アンパン、人形焼き、
チョコレート各種、あめ各種、干し梅・・お世話になりました。