寿命とは
希代の無責任男にして空前絶後のスーパースター、植木等没す。
80歳というから自分より30歳ほど上。 物心ついたころにはすでに白黒テレビ
はあって、その中でハチャメチャな人気ぶりのアイドルグループであったクレージ
ーキャッツ。 リーダーだったハナ肇もすでに他界しているし、元気なのは鈴木建
設の営業三課長くらいか。
俺らの子供の頃にはもう十分なおじさん達であったが、あの植木等のパワフル
な歌声は強烈な記憶となっているし、とにかくテレビにクレージーが出てくるだけ
でおかしかった。
どんな大物も元気者もその歳がくれば当たり前に弱って消えていく。
悲しいが避けられない。 平凡な自分は80歳まで元気で歩けるだろうか。
訃報に鬱になっていると、一方で凄い現実も目にする。
「ランナーズ」5月号は東京マラソン特集の保存版だから、初めて買ったのであ
るが、年代別優勝者の記事にメガテンになる。
自分より遅かった優勝者、女子65~69歳、女子70~74歳、女子75~79歳、
男子80~85歳の4部門しかないぃぃぃ!
75歳のじいさんは3時間33分! 62歳のおばちゃん3時間28分!だ。
なにより植木等と同じ歳のじいさんが4時間25分で完走・部門優勝していること
は何を物語るのだろう。
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