続旅行記(by正しい日本語シリーズ2)

どんな仕事だろうと、自分が職場においてどのような目で見られているか、どんな位置を占めてどれほど影響力があるのか、を客観的に見ることができなければマズイ部分が解らず進歩もないだろう。
まして接客業すなわちお客様から直接そういう評価を受け会社の評判とイコールになりうる人なら言わずもがなだ。
鹿児島を案内してくれたのは南国交通のKさんというバスガイド。みんなの結論から言うと「凄いガイドさんだった。よくも勉強してるもんだ」と。そして最後のお別れ挨拶でも幹事からそのような賛辞を贈って空港で分かれた。
でもオレはバスの中でずっと不快だった。日曜日の昼少し前に対面して火曜日の14時頃分かれるまで、車中の時間はどれほどだろう、1分と休まずしゃべり続けたのだ。 それほどのネタ、コース沿いについての知識、それは相当なものだがなにせ五月蠅い。(ちょと寝かせろよとの囁きも聞かれた) それとうるさく感じたもうひとつはいい加減な日本語。最近よくマスコミにも取り上げられる「ホウホウ族」に「コンビニ・ファミレス語」を混ぜ、意味の重複がやたら多い、オレにとって最も嫌いなしゃべりだ。
「昼食のホウは如何でしたか?」「焼酎の試飲のホウはされましたか?」「前方のホウに面白い山が見えてきました」「チナミにこの庭園は島津斎彬公が・・チナミに当時としましては・・」(何に因んでるんだろう?)
しゃべりを本業にしているならそういう学者の指摘がテレビに出たり、週刊誌のコラムになったり数限りなく気になるべき場面にでくわしそうなのだが、そんなものは気のもしないのかな。
それにしゃべり続けているという自覚がないのか、それがサービスだと勘違いしているのか、客になって旅に出たことないということも考えられないが、少なくとも客の表情見たり空気読んだり臨機応変にという面ではダメだった。
バスから降りる時はフーっと息がつけた。

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